薬師寺さん



今日、お客さんと話していて
思い出した
半年ほど前に一度来た
お客さんの話。

薬師寺さんと名乗る?
名乗っていたかも良く分からない
きっと本当の名前ではないだろう名前。

初老の女性で
友人がコンビニの駐車場で出会い
連れてきて置いていった人。

不思議な人で
全くもってつかみ所のない人だった。

闇の組織だとか
精神病だとか
大量の本だったりとか
伊達巻だとか
無一文だとか
僕のことを全てが分かる人と言ったりだとか

少し狂言地味ていたのだが
なんとなく凛とした人。
半年ほど前に一度だけ来て
それから全く忘れていたのが
今日、突然思い出した。

そのことを思い出すと
何となく薄ら寒い気すらする。
この世のものではないが
現し世に住む人間をからかいに来た人の様。

なんだったのだろう?
きっと2度と会うことはないのだろうけど
もう一度会ってみたい人ではある。

ある春先の出来事。
  

2008年08月19日 Posted by aura at 02:45Comments(0)日記