読書の秋

去年もそうだったように
秋の気配が見えてくると
読書熱が高まる
ここ1週間
身を削るように
本を読む
去年のこの時期は
1週間で8冊読んでいた。
今年はそこまで行かなくとも
1日か2日に1冊は読んでいる。
睡眠時間を削って。
今は
何年か振りに
村上春樹を読んでいる。
今まで
あまり手をつけてこなかった。
というか日本人の作品をあまり読んでいなかった。
良く日本では
村上春樹派と村上龍派に分かれると言われている。
だけど久しぶりに読んでみて思ったのは
表現方法は全く違うが
文体自体は近いのではないだろうか
そういえば静大には
言語文化としての
村上春樹の研究をしている先生がいると聞いたことがある。
話を聞いてみたいものだ。
村上春樹は
若い頃、国分寺でジャズ喫茶を3年ほどやっていたという。
店が終わった後に文章を書き
それで小説家としてデビューした。
村上龍は
22、3歳で「限りなく透明に近いブルー」を書いた
表現力は果てしないと思った。
本を読めば読むほど
他の本が読みたくなる
尽きることのない欲望
村上春樹の
「ノルウェイの森」の中の一説
他人と同じものを読んでいれば
他人と同じ考え方しかできなくなる。
そんなものは田舎者、俗物の世界だ。
まともな人間はそんな恥ずかしいことはしない。