ガンダムと銀河英雄伝説

SF物語マニアックネタですみません。
正しくは『機動戦士ガンダム』と
『銀河英雄伝説』
詳しくはwikipediaをリンクしてあるので
そちらを見てください
今、銀河英雄伝説を読み直している。
文庫でも本編だけで10巻
外伝も4巻ある。
今回は少なくとも5周目の読み直し。
どちらもアニメ化されていて
ガンダムはアニメが先行で
小説は後に原作者の
富野由悠季が書いたもの。
銀河英雄伝説もコアなファンが多い。
僕はどちらかと言うと
後者の銀河英雄伝説の方が好きだが
アニメは全部観る勇気がない。
銀河英雄伝説のアニメ版は
評価も高く小説を忠実に再現しているとのこと。
この2つの世界観には
類似する箇所が多く見られるが
相違する部分として
前者では地球環境問題も
主題として取り上げているが
後者では特に語られることはない。
作者が違うから当たり前なのだが
ガンダムのモデルの舞台は
太平洋戦争らしい。(お客さんに聞きました)
今回、銀河英雄伝説を読んでいて
このモデルは三国志ではないかと思っている。
銀河英雄伝説の原作者
田中芳樹が僕は好きで作品のほとんどを読んでいる。
その多い作品の中にも
中国歴史ものが多い。
田中芳樹は
中国に限らず歴史に造詣の深い人。
作品の中にもかなりの頻度で
歴史上の逸話が出てくる。
そういう人が書いた作品なので
SF小説だが歴史好きにはたまらないものになっている。
宇宙での人類の攻防だが
それは結局、文明が興ってからの人類の歴史の繰り返しでしかない。
そして銀河英雄伝説の裏側には
有能な支配者が治める絶対君主制が良いのか
愚鈍な国民の代表が治める民主主義が良いのか
暗に語っている。
そして第三に宗教の存在も語っている。
今の日本を見ていると
どちらが良いのか分からなくなる。
前に1人のお客さんに
銀河英雄伝説を全部貸したことがある。
読み終わっての感想は
選挙に行こうと思ったと一言だった。
それだけでも貸した価値がある
素晴らしい作品だと僕は思っている。
2008年09月23日 Posted byaura at 05:48 │Comments(1) │日記
この記事へのコメント
銀河英雄伝説はアメリカでは嫌われています。
なんと驚くことに10年連続で子供に読ませたくない本第一位にランクインしています。
なんと驚くことに10年連続で子供に読ませたくない本第一位にランクインしています。
Posted by 元・S at 2012年04月01日 19:02